新分野への取り組み〔航空機産業・DLC成膜〕

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カイバラでは、航空機産業への進出とDLC成膜の研究開発の2つの新しい事業分野に取り組んでいます。

航空機産業への進出

当社はこれまで主に銅合金の鋳造・加工を行ってきましたが、次世代への挑戦として銅合金以外の特殊加工のノウハウや経験、知識を得るため、新たに航空機産業へ進出しました。

航空宇宙産業における品質マネジメントシステムの規格JISQ9100を認証取得。CAD/CAMの習得、最先端の大型加工設備や自動搬送装置、大型検査設備などを導入し、最新鋭の工場を新設しました。
この分野で蓄積したノウハウと設備を活かし、航空機部品だけでなく、難削材精密加工や同時5軸加工など幅広い分野のお客様の要望にも今後応えていきたいと考えています。

西工場設備概要

設備名 5軸マシニングセンタ
牧野フライス製作所 MAG3.EX
三次元測定機
東京精密 AccuraⅡ RDS16-30-15
CAD/CAM
CATIA V5
台数 1台 1台 2台

航空機部品だけでなく、最先端の設備が整った工場でお客様のニーズに沿った加工を実現します。
ご要望等ありましたらお気軽にお問い合せ下さい。

DLC成膜の研究開発

カイバラでは、摺動特性に優れた「DLC成膜」の研究開発を行っています。

DLCとはDiamond-like Carbonの略であり、ダイヤモンド(sp3構造)とグラファイト(sp2構造)の中間的な構造をもつ非晶質(アモルファス)の硬質膜です。sp3構造とsp2構造の割合、水素の含有量、他元素の添加、成膜手法等により膜の性質は様々に変化します。

ダイヤモンド(sp3構造)

DLC(アモルファス構造)

グラファイト(sp2構造)

DLCの特徴

  • 高硬度:ビッカース硬さ1000~8000
  • 低摩擦、耐摩耗性に優れている
  • 耐薬品、耐食性に優れている
  • 耐環境性に優れている
  • 紫外線、ガス等に対するバリア性がある

様々なDLC成膜手法がある中で、カイバラではPBII&D(Plasma Based Ion Implantation and Deposition):プラズマイオン注入成膜手法の装置を導入しました(株式会社栗田製作所製PBII-R1000)。

PBII&D成膜手法の特徴

  • 基材をプラズマ発生源として使用。
  • 基材形状に沿ったプラズマを形成。(複雑形状でも成膜可能)
  • 低温(40℃~)から処理が可能。(アルミ・ゴム・プラスチックにも成膜可能)
  • 真空装置内でプラズマの輸送が必要なく、プラズマの利用効率が向上。
  • 軟質、低残留応力で基材変形に伴う追従性の高い成膜が可能。

カイバラでは上記の特徴を活かし、摺動目的に拘わらずお客様のニーズに沿った膜の研究開発を行っています。
成膜基材・条件・ご要望がありましたらお気軽にお問合せ下さい。